個人情報保護条例

 個人情報の保護は、電子計算機による個人情報の処理が進展するにつれて重要視されるようになってきました。2000年4月1日現在では、全国で1748(一部事務組合を含む)の地方公共団体で個人情報に関する条例が制定されています。都道府県、市区町村では、52.7%の制定率となっています。さらに、規則や規定などによって個人情報保護対策を講じているものを含めると、75.7%に達します。

 保護対象としては、公的部門の保有する個人情報や電子計算機処理に関係する個人情報を挙げている団体が多数ですが、民間部門の保有する個人情報やマニュアル処理に関係した個人情報も対象とする団体の割合も増加しています。

 規制の内容については、個人情報の記録、利用・提供、維持管理等に関する規制が主で、自己情報の開示、訂正などについて規定している条例も多くあります。

 岐阜県八幡町では、町などから委託を受け個人情報を取り扱う民間の電算処理会社などの業者や団体に対して、地方公務員法に準じて、個人情報漏えいに対する罰則(1年以下の懲役または3万円以下の罰金)を定めています。