日本全土を平面とみなし、その上に分布している人間一人ひとりがすべ て同じ重さであるとして、日本の人口を1点で支えて平衡を保つことができる「人口重心地」が、岐阜県美並村から東隣の武儀町に移った。昨年11月の国勢調査の結果に基づき総務庁が発表した。それまで4回の国勢調査でいずれも日本の人口重心地となり「日本の真ん中村」を看板に観光振興やまちづくりに取り組んできた美並村には、生涯学習施設「日本まん真ん中センター」や「日本まん真ん中温泉」があり、村職員の名刺にも「ど真ん中」と刷っているだけに関係者はがっかり。