バランスシート導入率

 自治省が全国の地方公共団体を対象に実施したバランスシート導入状況に関する調査(2000年8月31日現在)によると、市区町村2669団体のうち作成済み、または作成中は28.9%の939団体ありました。検討中は1730団体で、これらを除いた「手付かず」の地方公共団体は17.9%。全都道府県が作成済み、または作成中なのに比べると立ち遅れてはいますが、全体としては導入の機運が高まっています。

 市区町村別では、区の導入率(作成中を含む)が100%に達し、市も97.3%の効率に達しています。これに対し、町村は77.9%にとどまっています。

 北海道内の自治体については、作成済みが5、作成中が63、検討中が93で、これらを合わせると212市町村の75.9%に達します。作成済み、作成中のうち「自治省方式」によるものは60団体で、自治諸方式が一般化の傾向にあります。

 全国では、山形、神奈川、富山、長野、愛知、滋賀、佐賀、宮崎、沖縄の9県で、県内の全市町村がバランスシート導入に踏み切っていました。逆に導入率が50%未満の県もあり、ばらつきが目に付きました。