デジタルミュージアム

 美術館や博物館に収蔵してある絵画、彫刻、陶芸などの美術品や、伝統的な民具、工芸品、さらには写真、歌、踊りなどの文化財産に関する画像・音声情報をデジタル化・データベース化し、インターネットなどを通じて発信する拠点を「デジタル・ミュージアム」と呼びます。

 フランスのルーブル美術館などのインターネットによる収蔵品公開が知られていますが、地域文化の掘り起こし・再発見、地域活性化の視点から、日本の自治体でも最近動きが目立ってきています。自治省の「デジタル・ミュージアム構想」の推進母体としてデジタル・ミュージアム推進協議会が発足し、和泉市久保惣記念美術館など全国11カ所の美術館、博物館のデジタル・アーカイブ(収蔵品のデジタル情報)を統合したデジタル・ミュージアム・センターが、インターネット上で公開されています。

 文化財情報がいつでもどこでもリアルな形で入手でき、検索機能が優れているのも、大きな特徴です。全国各地に分散しているデジタル・ミュージアムがネットワーク化されると、全国規模でのバーチャル・ミュージアムが誕生することになります。

 ■デジタル・ミュージアム推進協議会
〒151-0063東京都渋谷区富ヶ谷1-44-4-203
TEL03-5478-8370
 ■デジタル・ミュージアム・センター
 インターネットのホームページ(http://www.digital-museum.gr.jp/)上で、以下のミュージアムのデジタル・アーカイブが公開されています。
 岐阜県立美術館 、京都デジタルミュージアム 、島根県 、和泉市久保惣記念美術館 、広島県立美術館 、大垣市スイトピアセンター 、静岡県立美術館 、萬鉄五郎記念美術館 、上田市マルチメディア情報センター 、福岡県立美術館 、岐阜県観光ミュージアム

 ■デジタルデータを閲覧できる北海道内のミュージアム
 ●木田金次郎美術館
http://www.lilac.co.jp/kida-museum/
 ●斜里町立知床博物館
http://www.ohotuku26.or.jp/shari/museum/
 ●化石の里・中川町郷土資料館
http://city.hokkai.or.jp/~kubinaga/index_j.html
 ●庶民の穴銭資料館「方泉處」
  http://www.ufo.co.jp/hosenka/
 ●横綱の里ふくしま
http://www.hakodate.or.jp/fukushima/
 ●道南百科
http://dounan.hak.hokkyodai.ac.jp/museum/hakodate/
 ●函館の幕末維新開花叢書
http://www.wsnet.ne.jp/hakodate/