テーマパーク

 ■半数が第三セクター方式で経営
 民間の信用調査機関・帝国データバンクが全国のテーマパーク30社(うち第三セクター14社)について200年度の財務内容を分析したところ、16社が債務超過で、自己資本合計が資本金を下回っている債務超過懸念の7社を合わせると、全体の約77%が経営不振に陥っていることがわかりました。

 地域別では、九州では7社のうち6社、北海道では2社すべて、北陸では3社のうち2社が債務超過で、特に地方のテーマパークが厳しい経営環境にさらされています。

 ■2001年春に大型2パークがオープン
 テーマパークは、多額の初期設備投資が必要な上、常に新しい設備、遊具の導入やメンテナンスが必要なため、豊富な資金力が求められます。さらに周辺に相当の人口規模があることも必要な条件で、これらを満たすテーマパークは、東京ディズニーランドなどごく少数に限られています。
 2001年には東京ディズニー・シー(千葉)、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪)など大型テーマパークがオープンするため、生存競争はさらに激化しそうで、特に地方テーマパークは厳しい時代が続きそうです。