2002-10-02 熊本県 森の公益機能194億円と試算
熊本県は、県林業公社が管理する森林約9千ヘクタールの水源かん養や大気保全などの公益的機能が194億7800万円に上り、環境・経済効果から人件費などの投入コストを差し引いた「2001年度環境会計」は年間約2億2千万円の黒字になるとの試算結果を公表した。県が98年度から林業公社の経営再建に取り組んでいるが、2001年度時点での固定負債は約264億円に上るなど、採算性は改善されていない。検討委員会が、試算結果などに基づいて、近く経営改善の報告書をまとめる。