2004-07-26 高知県 「こども条例」を可決、「ゆっくり遊ぶ」条項は削除

 高知県議会は、子どもの人権や家庭の役割などを明確に規定する「こども条例」を可決した。いじめや児童虐待などに対する具体的な取り組みとして「こどもの環境づくり推進委員会」を設置し、委員には15歳以上の子どもを含む県民を任命する。県が2月に提案した段階では、「こどもはゆっくり休んだり遊んだりできる」との条項に対し「権利の乱用につながる」との異論が出され、今議会では同条項を削除した修正案が提出された。