上製本と並製本
自伝出版ナビゲータ/地域メディア研究所
 
上製本は、本製本とも呼ばれ、厚紙や板紙に皮や布、紙を貼り合わせて作ります。本文数ページ分を束ねた一折ごとに糸でかがる「糸かがり」(写真下)という技法が使われ、耐久性に優れているだけでなく高級感のある仕上がりになります。概ね150ページ以上の厚さの本が対象となります。
並製本は、仮製本とも呼ばれるように、上製本に比べて簡便な製法のため、費用は安く製作時間も短くて済むメリットがあります。表紙はやや厚手の紙を使い、接着剤か針金で綴じます。綴じ方には、いくつかの方法があり、本の種類などによって使い分けられます。
製本後は、厚手の紙などを使ったカバーで覆うのが一般的で、並製本でも十分しっかりとした本に仕上げることが可能です。

製 本

無線とじ

網代とじ

中とじ

平とじ

上製本

並製本

並製本

上製本