自伝出版ナビゲータ
自叙伝・エッセイ集・伝記・社史の執筆から自費出版まで
地域メディア研究所
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 ◆ 構成と資料集め ◆



 自伝・自叙伝は、「私」という一人の人間の生い立ちに基づいた物語ですから、自然な語り口からこぼれ出た言葉が、原稿用紙のマス目を埋めていくのが、一つの理想でしょう。しかし、かつての情景が次々とリアルによみがえってくることもあれば、記憶のかけらをどんなに拾い集めても、欠けたジグソーパズルのようにあいまいなシーンというのもよくあるものです。

 自伝にしろ伝記にしろ過去にあった出来事がベースであるだけに、少なくとも「記憶にある事実」は大切な要素です。とは言え、それらを平板に並べただけでは履歴書と同じです。読者の関心は「何時、何があったか」ではなくて、そのときに主人公が「何を考え、どう感じたのか」、さらに言えば「どう悩み、いかに苦しみ、何を受け入れ、はねつけたか」。

 履歴書の行間にある物語や日常に埋もれがちな逸話の中に、読者が何か筆者からのメッセージを読み取るとすれば、それは自分史の枠を越えるものとなるでしょう。また、自伝・伝記の魅力もそこにあり、書く楽しみもここにあると言えるでしょう。

  
 参考例は「雑草の如く」生きてきた半生を、ほぼ時代順に4章で
 構成。舞台劇に例えれば、4幕をそれぞれ3〜6場で組み立て、
 個人史に車社会の変遷史が重なり、雑草のような生き方を浮き上
 がらせる。




 記憶をたどって過去にさかのぼり、ある出来事なり感情なりを文字に書き記す作業は、なかなか大変です。しかし、その過程で思いがけない自分に出会ったり、そのときは解けなかった謎が一気に氷解するということもあります。自叙伝や伝記を書く楽しみは、そんな発見にもあり、醍醐味とも言えるかも知れません。

 事実を確かめるための調査や、集めた文書や写真の整理も、そのくらいの気分で進めるのが良いでしょう。記憶は別の記憶を呼び覚まし、発見は新たな発見を呼び、履歴書が物語へと発展していくはずです。以下は、そのためのいくつかの方法です。

  
 自分以上に自分を知っている人、一方の当事者、少し離れた所からや別の
 立場から見ていた人たちは、貴重な証言者です。家族、友人、知人、同
 僚、先輩、後輩、同業者、ライバル—。

 
 視覚は古い記憶を呼び起こすのに有効です。アルバムに貼り忘れた写真な
 どを整理しながら、当時の状況を再現するのには、大いに役立ちます。博
 物館などで公開されている記録写真には転載可能なものもあります。

  
 人生には少なからず世情が反映されているものです。物語やエピソードの
 背景となった時代状況は、自伝や伝記の大切な要素です。図書館の縮刷版
 や記事データベースを有効に活用しましょう。
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