WEB情報の「鮮度」と「賞味期限」

　恵庭市ホームページに、市陸上競技場などを会場に1日から3日まで開かれている第40回北海道中学校サッカー大会の速報ページが開設されています。情報提供しているのは、大会事務局の恵み野中学校で、「市の協力で7月31日から8月5日まで掲載」とあり、事務局と市がタイアップしての期間限定ページのようです。詳しい記載はありませんが、先生あるいは生徒さんたちが頑張って制作しているのかも知れません。
　参加18校のそれぞれのチーム写真と主将らのコメントで構成した紹介ページのほか、試合の組み合わせ、チームのメンバー表をはじめ、開会式の様子や直前の各チーム主将への一言インタビューなど内容は充実しており、試合結果のページも順次アップされています。その結果ページも、写真や、監督、主将のコメントを含めて掲載、なかなかの取材体制です。
　この速報ページで考えさせられたことの一つに、自治体ホームページは、担当職員が苦労して制作する行政情報サイトとしてばかりでなく、学校、団体などを巻き込んだ地域情報のポータルサイトとしても、まだまだ活用の道がありそうだということです。今回のように、サイトのスペースを提供し、情報を住民の手で発信してもらうケースは、その好例ではないでしょうか。
　もうひとつ、忘れてはならないのが、WEB情報の速報性です。今回の例を見ても、写真撮影、試合結果の確認、コメント取材、そしてすぐアップと、まるで新聞記者のような活躍ぶり。こうしたリアルタイムな情報提供は、道内自治体ホームページでも目立ってきており、最近では、生田原町ホームページの大雨被害の速報や、鹿追町ホームページの「花サミット」期間中の情報提供などが挙げられます。また中富良野町ホームページの「ラベンダー開花情報」も頻繁な更新を続けていましたし、羅臼町ホームページの「らうす日記」や滝上町ホームページの「渚滑川フィッシング情報」なども長期間にわたり、次々と新しい情報が提供されています。
　自治体サイト上で、「情報の鮮度」を維持しつづけることは大変でしょうか、「冷凍もの」や「賞味期限切れ」ばかりでは、顧客は逃げてしまいます。中学校が自治体サイトで発信する今回の速報は、かなりの労力をかけているにもかかわらず、「賞味期限」はわずか6日間。それだけに鮮度は抜群です。

（2001/08/02）

「出前講座」66メニュー

函館市ホームページに、1日から受付開始の市役所「出前講座」のメニュー（PDFファイル）がアップされています。市職員が市民のグループの要請を受け、講師として出向く講座で、メニュー数は66と豊富です。

メルマガ「月刊ちゃちゃだより」発刊

生田原町ホームページに、「ちゃちゃワールド」のメールマガジン「月刊ちゃちゃだより」発刊情報が掲載されています。木のおもちゃの話題、イベント情報などを毎月提供してくれるようです。創刊号サンプル版が閲覧できます。

特集「発進、市民バス」

恵庭市ホームページに、広報「えにわ」8月号（PDFファイル）がアップされ、9月から試験運行を始める「市内循環バス」について、6ページにわたって特集しています。経過や市民意識調査結果、運行経費、試験運行の内容などを詳しく解説しています。

市町村合併特集の第3弾

白糠町ホームページに連載されている特集「どう考える　あなたのマチの市町村合併」シリーズの第3回目がアップされています。今回もユニークキャラクターが登場、役場の若手職員とその上司の会話形式で、合併論議のポイントを伝えています。近隣市町村の現状をまとめた表なども掲載しています。

全面リニューアル

清里町ホームページが全面リニューアルしています。町の話題やお知らせを毎週提供していく方針のようで、5日開催の「ふれあい広場２００１きよさと」情報もアップされているほか、「きよさと再発見」というシリーズもスタートしています。

緑の基本計画

北広島市ホームページに、平成15年度までの策定を目指している「北広島市緑の基本計画」ページがアップされています。今後のスケジュールや、ワークショップ会議への参加者募集情報などがあります。

利尻島一周サイクリング

利尻富士町ホームページに、26日に開催する「利尻島一周サイクリング2001」の参加者募集情報がアップされています。自転車がなくても、先着50人まで、貸し自転車があるようです。申し込みフォームのページもあります。

るもい呑涛まつり

留萌市ホ−ムペ−ジに、3〜5日開催の「るもい呑涛(どんとう)まつり」情報がアップされています。4日には「やん衆あんどん」のパレード、5日には花火大会などが予定されているようです。