行政評価システム事例検証・東京都三鷹市(2) |
2001/04/16 |
全庁的・総合的な改善の第一歩 「三鷹市行政経営品質評価基準」では、右の表のように、評価基準を大きく8つのカテゴリーに区分した上で、22の評価項目を設けています。それぞれの評価項目に配点が割り振られ、順次点数を付けていきます。 ■3つの切り口から6段階評価 具体的には、「どの程度体系的な取り組みがなされ、統合性、一貫性があるか」「どの程度継続的に評価・改善が行なわれ、サイクルとして回っているか」「幅広い分野、関係職員らでその方法を活用しているか」「目標値との対比しながら、高いレベルで改善が進んでいるか」などが評価のポイントとなるわけです。 ■具体的課題も浮き彫りに 三鷹市の場合は、総合評価が中位の「A+」と判定され、「行政経営品質改善の取り組みが多くの領域で展開され、改善への学習が行われ始めている」などと評価されました。各カテゴリー別の評価は前ページの表の通りで、市民満足度調査の実施などによる総合的な「市民満足」の把握、事務の簡素化、目標管理制度の導入、コスト意識や競争原理の醸成などが、課題として指摘されています。
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